菅野恒平(Kohey Kanno)

CV

1982年生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒。2004年FOILアワード入選。2008年から2016年にかけてニューヨークで活動。2017年にIMAプロジェクト主催「BEYOND 2020 #5」に選出され、アムステルダム、東京、パリにて巡回展を行う。この有望な写真家は、画像の象徴性を非常に重視している。2016年、ジャパンフォトアワードにて「Invisible Memories」のシリーズでブルーノ・ケルシュ賞、シャーロット・コットン賞を受賞。

菅野恒平は、私的な肖像画と象徴的なイメージを結びつける。実際、写真の多くは、特定の謎に包まれているため、鑑賞者は写真が撮影された時の様子を推測しなくてはいけない。ピエールイヴカーエギャラリーで展示される作品は、写真のグラフィックの側面だけでなく、菅野が絶えず疑問を抱く作品の美しさについて働きかけている 。