1988年、奈良に生まれ京都で育つ。神経科学者の父のもと、脳を通して世界を把握しているということを強く意識するようになる。

京都で日本の伝統的な染織を学んだ後、パリ国立高等美術学校交換留学を経て、東京藝術大学大学院先端芸術表現科博士課程を修了。「制御とズレ」をテーマに、日本の伝統的な染織や最新の神経科学を背景にもつ、抽象的なグリッド状のペインティングを中心に制作している。

新しい科学的進歩と知識の結束は、川人綾の幾何学的作品をつくりだすために、充てられる。